1988-03-28 第112回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
今度の畜産物の価格決定で、全面的な価格引き下げという残念な事態になったわけでありますが、この畜産の関連対策で、すでに終わった酪農負債整理資金などにかわる大家畜経営体質強化資金あるいは養豚経営合理化資金などの新設を目玉に生産経営と消費流通関係の二本立てを何か考えられるようでありますが、この経営強化、合理化へ向けての考え方、今の段階でお答えいただければそのことをぜひお聞かせいただいて、何か次の日程があるようですから
今度の畜産物の価格決定で、全面的な価格引き下げという残念な事態になったわけでありますが、この畜産の関連対策で、すでに終わった酪農負債整理資金などにかわる大家畜経営体質強化資金あるいは養豚経営合理化資金などの新設を目玉に生産経営と消費流通関係の二本立てを何か考えられるようでありますが、この経営強化、合理化へ向けての考え方、今の段階でお答えいただければそのことをぜひお聞かせいただいて、何か次の日程があるようですから
○神田委員 それから、先ほども質問に触れられておりましたが、負債の実態の把握状況、さらにはこれらの軽減の方策または酪農負債整理資金は昭和六十年度に終了しておりますが、特別の金融措置等の必要性があると考えますが、その点はいかがでありますか。
このため、対策でございますが、我々いろんな手を打ってまいりましたが、償還期限の延長等の緩和措置と相まちまして、五十六年度から五カ年計画で酪農負債整理資金の貸し付けを行いまして手を打っているということと同時に、農家みずからの経営、家計全般にわたる合理化、経営努力と、それから関係団体によります経営指導を通じまして経営の改善向上に努めておるところでございます。
○瓜生説明員 今までの酪農負債整理資金を使っての改善の経験を生かしまして、個別の農家に対するきめの細かい指導をやっていく、しかもそれが経営の展開につながるような指導をやっていくということを今後とも続けたいと思いますし、特に今の自作農維持資金の中での経営再建整備資金、これまた二百七十五億ほど枠を用意しておりますので、こういったものも活用しながら、経営の改善が図られるように私どもも指導を強めてまいりたいと
○菅野久光君 確かに酪農負債整理資金が一定の役割を果たしたことは私どもも認めますよ。しかし、今農家は、酪農負債整理資金を活用しているところで、経営改善合理化計画というもので乳量についてある一定の、例えば毎年五ないし一〇%ずつ増産することになっているわけですが、この保証価格の据え置きまたは切り下げがあって、さらに昨年暮れからの生産制限で計画自体が狂って資金償還を困難にしている。
○政府委員(野明宏至君) 五十六年度から酪農負債整理資金ということで、個々の形態につきまして毎年経営改善計画を立てていただく。
同時にまた、例えば五十六年から酪農負債整理資金をやったわけでございますが、その際、北海道につきましては私ども一部助成をいたしまして、約一万五千戸の農家につきまして、その個々の実態というものを把握して対策をとったわけでございます。
○政府委員(野明宏至君) ただいまお話のありました約一万五千戸というお話でございますが、これは五十六年から酪農負債整理資金を始めるに当たりまして、その前の年に私ども調査の経費を助成いたしまして調べていただいたわけでございます。ただいまお話ありましたように、それぞれのランクごとの戸数のウエートというものはおっしゃられるとおりでございます。
○野明政府委員 酪農負債整理資金につきましては、五十六年度から六十年度までの五カ年間ということでやってまいりまして、対象農家につきましては逐次経営改善が図られておる。六十年度が最終年度でございますので、六十年度以降につきましても対象農家の経営安定が図られるようにしてまいりたいと考えておるわけでございます。
それから、これは畜産局長にお伺いしますけれども、五十六年以来、事業団の差益をもとにしまして酪農負債整理資金をつくってやってこられたわけでありますが、ことしで終わりということでございますけれども、しかし、一面、五十六年のとき対象になったところの農家以外の農家がまた同じような状態になりつつあるじゃないか。
ただ、五十六年度に酪農負債整理資金をスタートさせましたときに対象農家として手を挙げていただいて、経営改善計画を立てて毎年見直しをしてやってまいっておるわけでございますが、そういった農家は三千数百戸であったわけでございます。
それらの農家で、六十年度のいわば約定償還金で返せないものについて酪農負債整理資金による融資を行いまして、なお残高が残るということになりますと、これらの農家については六十年度以降やっていけないという問題が出てまいるわけでございます。ですから、そういった点も含めて、六十年度の対策の中に織り込んでやってまいりたいと考えておるわけでございます。
そういう中で、これまで規模を拡大してまいった農家の一部には負債が固定化するというふうなことが出てまいったこともございまして、五十六年度から酪農負債整理資金というふうなことで負債対策を講じてまいっておるわけでございます。その後経営環境が好転してまいっておるわけでございますが、なお一部には今後対策を要するというものもあるわけでございます。
三 酪農負債整理資金については、酪農家の負債の実態を踏まえ、継続して貸付けを行うこと。 また、畜産農家の経営を改善するため、特別の融資措置等を講ずること。 四 酪農経営の安定と牛肉生産の拡大等に資するため、乳用種の肉資源としての活用対策を整備すること。 また、肉用子牛価格安定事業の充実に努めるとともに、子牛生産拡大奨励事業を継続実施すること。
○政府委員(野明宏至君) 酪農の負債問題につきましては、その経営安定を図るために経営家計全般にわたる合理化努力と相まちまして、五十六年度から五カ年間の予定で長期低利の酪農負債整理資金の融通を行ったわけです。これは要するに、その負債を克服すれば経営としては非常によくなるというふうな経営もたくさんあるわけであります。
酪農負債整理資金につきましては、この内容は、大変な個別経営をとらえてやってまいるものでございまして、これは生乳の計画的生産が始められたという中で起こった問題に対処するための臨時的な特例的な措置としてとったわけであります。
酪農につきましては、五十年代初めの過剰の時期を経まして、その時期に設備を拡張するというふうな経営、それが生産面では計画生産に入るということで経営が苦しくなるというふうな面もございましたので、五十六年度から五年間の予定で酪農負債整理資金をやってまいっておるわけでございます。六十年度、最終年度に当たるわけでございますが、実情をよく把握いたしまして対処してまいりたいと考えておるわけでございます。
○野明政府委員 畜産経営の負債問題につきましては、これまで、例えば五十七年には養豚とか肉用年等につきまして肉畜経営改善資金の貸し付けを行う、あるいは酪農につきましては五十六年度から五年間の予定で酪農負債整理資金の貸し付けを行うというふうな特別な措置をとってまいっておるわけでございます。
そういったような最近の状況でございますが、酪農対策につきましては、先生お話ございましたように負債整理対策につきましては五十六年度から五年間の予定で酪農負債整理資金の貸し付けを行うことにいたしまして、ことしがその四年目になっております。
五 酪農負債整理資金については、実情調査の上、必要に応じて継続貸付を行うとともに畜産関係諸資金制度の充実を図ること。 六 飲用牛乳流通の正常化のための行政指導を引き続き推進するとともに、消費拡大対策を充実すること。 七 粗飼料自給率の向上を図るため、草地開発事業を計画的に推進するとともに、未利用山林原野等の畜産的利用の促進を図ること。
幸い、これを三千戸を超えます農家群に今やっておりますけれども、その中で順調に経営が改善されて、酪農負債整理資金をさらに借りなくてもいいという農家も約一割ぐらい出てきております。
○石川(弘)政府委員 資金対策といたしまして二通りございますが、まず、先生も御指摘のございましたような、過去におきまして急速に投資をした結果償還ままならぬような固定化負債を持っているという方々につきましては、まず酪農につきましては、昭和五十六年度から酪農負債整理資金というのを設けまして、金利で申しますと特認は三・五%、普通でも五%でございますが、償還も三年据え置きで特認は二十年、その他の場合でも十五年
そこで、酪農負債整理資金の大幅な活用が必要になってくるわけですけれども、五十七年度単年度で行われた肉畜の経営改善資金制度、これは五十七年単年度だったのですが、このような制度を仮活させる必要はないのか。要するに二十三戸の特別対策農家のうちでそういう制度資金を借りているのは四戸だけで、もう一つ酪農負債整理資金というのがありますね。これはあなたも御承知だと思う。
なお、この酪農負債整理資金につきましては、次年度以降につきましても必要があれば借りかえるという前提で調査を進めております。
畜産物の価格等に関する決議の中では、加工原料乳の保証価格でございますとか、あるいは限度数量、肉の安定基準価格、子牛価格の安定制度、あるいは自由化及び輸入枠の問題、輸入乳製品の問題、酪農負債整理資金の問題、あるいは飲用牛乳の秩序ある取引の問題等を取り上げているわけでございます。 そしてこの決議の中でも、最後ではございますが、第六項に飼料の安定供給ということを取り上げております。
四 酪農負債整理資金については、実情調査の上、必要に応じて継続貸付けを行うとともに畜産関係諸資金制度の充実を図ること。 五 飲用乳については、秩序ある取引と、適正な価格形成が図られる体制の整備とあわせ、積極的な消費拡大を図ること。 六 飼料の安定的供給を図るため、配合飼料安定基金制度及び備蓄制度の充実を図ること。 右決議する。
現在でも酪農負債整理資金やあるいは肉畜経営改善資金というような形で処理がされているわけでありますが、これがかなりの役立ちをしていることを私は否定するものではありませんけれども、もっともっとこれを拡大していかなければ実際の要求に沿い得ないのではないかという気がしています。これをぜひお考えを願っておきたいと思います。継続と同時に、むしろ拡大ですね、これが非常に大切な問題ではないかと思います。
そういう意味で、今日の牛乳価格の停滞とかあるいは計画生産の実施ということを背景にいたしまして、いわば投資の償還期にあるこういった経営の負担がかなり加重されているという実態を配慮いたしまして、昨年強い御要請もあり、酪農負債整理資金制度をやっと発足させたわけでございまして、これと自作農資金と合わせて負債整理等の問題には取り組んでいるわけでございます。
特に、借入金の動きの中で問題となりますのは、そういう借入金に見合った資産がどんどん造成されて、借入金も一定の条件に従って償還が可能な場合は、借入金の額自身が大きいということはそれほど心配ではございませんが、長期の借入金等——これは長期じゃなくて短期のものでも結果的に長期になりまして返せないというようなことにつきましては、酪農が一番典型的にそういう事態がございまして、去年酪農負債整理資金を始めたわけでございます
願(第三六九号) ○農林年金制度に必要な予算の確保に関する請願 (第四六二号)(第五〇二号) ○中国食肉輸入禁止解除に関する請願(第四八一 号) ○農林年金制度に必要な国庫補助予算確保に関す る請願(第四八九号)(第五〇九号)(第五一 〇号) ○食糧自給体制の確立に関する請願(第五八三 号) ○林業収入の早期実現措置のため森林担保金融の 改善に関する請願(第五八四号) ○北海道酪農負債整理資金